伝説の杜氏が造るお酒
石川県能美市に蔵をかまえる農口(のぐち)酒造の代表銘柄「農口」。1868年創業の野口酒造は休眠蔵になっていたが、渡邊忠氏が譲り受け2013年に復活させた。初代杜氏には全国新酒鑑評会で通算27回の金賞受賞歴をもつ名工・農口尚彦氏を迎え、自身の名を冠した「農口」が誕生した。現在は渡邊忠氏が蔵元杜氏をつとめ、小仕込みながら丁寧な酒造りを行う。仕込み水には、霊峰白山からの湧き水を使用。原料米は特A地区の「山田錦」や幻の酒米「愛山」「雄町」を中心に厳選した酒米を使う。農口は米の旨みが感じられる、甘口でキレの良い吟醸酒。