守るべきこと、革新すべきこと…。
「老舗」だからこそ、考えねばならないこと。

日本料理 てら岡は、創業43周年を迎えた老舗料亭です。

博多の地に生まれ、地元の人々や福岡を訪れる多くの方々に、玄界灘の活魚をはじめとする博多の味わいを提供し続けてまいりました。

福岡でも屈指の老舗料亭として、私たちには日本料理の伝統を守り、次の時代へと引き継いでいく責任があります。その一方で、時代の移ろいやお客様の嗜好の変化をきちんと取り入れ、「今」という時代に相応しい日本料理のあり方を、常に提案し続けねばならないと考えています。

伝統。そして革新。相反する2つのテーマをともに実現するため、てら岡は日々、今日よりも明日、明日よりも明後日と、日々研鑽しどこにも負けない努力を合言葉にしています。その姿勢こそ、老舗料亭としてのこだわりであり、いつの時代もお客様にご愛顧いただける、「てら岡だけの味づくり」への一歩なのです。

 

創作料理

日本料理には、先人から受け継がれた守らねばならない部分と、時代とともに作り変えていかねばならない部分とがあります。

守らねばならない部分…。それは、素材の美味しさを100%引き出し、お客様の期待以上の料理に仕上げるための情熱と技法。変えていかねばならない部分…。それは、伝統的な料理にありがちな、あまり意味のないしきたりや固定観念。

時代の変化とともに、お客様の嗜好や好みの味付け、美的感覚は、少しずつ変化するもの。だから料理も、時流に合わせて少しずつ変化させるべきだと、てら岡は考えています。

 

古くから、日本料理の職人は10年以上修行して一人前…などと言われてきました。しかし、それは間違いだと、てら岡は断言できます。

一人前の職人になるために必要なのは、修行の年数では無く、豊かな発想力と、経験から多くを学べる習得力、一流を目指す意欲と情熱。これらが揃っていて、正しく指導する先輩や上司がいれば、10年もの修行期間は必要ありません。むしろ、感性が瑞々しい20歳代のうちに一人前に育て上げた方が、料理人としてのその後の成長が大きいことを、てら岡の43年の歩みが証明しています。